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腸管出血性大腸菌O157は、牛などの家畜や野生動物の腸内に生息する菌で、国内では牛肉やシカ肉、サラダ、白菜漬け、井戸水などが原因食品として報告されています。
令和4年9月には、京都府内の精肉店が販売した「レアステーキ」「ローストビーフ」等を食べた900名以上のうち40名が発症、1名が亡くなるという食中毒事件がありました。
少量の菌でも発症し、重症化や死亡する場合もあるため、注意が必要です。
「新鮮だから生でも食べられる」「お店で出されているから生でも安全」ではありません。
正しい知識を身につけて、食中毒を防ぎましょう。
発生日 | 発生 場所 |
患者数 | 原因 施設 |
概要 |
喫食メニュー |
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8月10日 | 山形県 | 17人 (入院6人) |
精肉店 | 当該施設が8月5日~8月13日に加工・販売した馬刺しを食べた10グループ17人が下痢、腹痛、発熱等を発症。患者15人から腸管出血性大腸菌O157が検出された。 | 馬刺し |
8月11日 |
兵庫県 |
9人 | 焼肉店 | 当該施設で8月9日~12日にかけて食事をした5グループ22人中、9人が下痢、腹痛、発熱等を発症。患者3人から腸管出血性大腸菌O157が検出された。 | ハラミ、カルビ、塩タン、ロース、ホルモンミックス、ユッケ(ローストビーフ)等 |
8月14日 | 三重県 | 10人 (入院3人) |
焼肉店 |
当該施設で8月12日に食事をした5グループ24人中、10人が下痢、腹痛、発熱を発症。患者と調理従事者から腸管出血性大腸菌O157が検出された。 |
塩タン、ライス、冷麺、キムチ、上ロース、ヘレ、サラダ、ナムル等 |
8月23日 | 愛知県 | 2人 | 焼肉店 | 当該施設で食事をした2人が下痢、腹痛、発熱等を発症。患者2人から腸管出血性大腸菌O157が検出された。 | ハラミ、塩タン、ホルモン、カルビ、サラダ、ビビンバ等 |
平成28年8月22日に千葉県と東京都の老人ホームで、同じ給食事業者が提供した「きゅうりの和え物」を食べた2施設160名のうち、84名が発症、そのうち6名が死亡しました。
調査の結果、同じメニューを提供した4施設のうち、患者が発生した2施設では、きゅうりを殺菌していなかったことが判明し、原料のきゅうりが汚染されていた可能性が考えられました。
平成28年に、静岡県の製造所で製造されたそうざい半製品の「冷凍メンチカツ」を調理して食べた全国の160名中67名が発症する広域食中毒が発生しました。
調査の結果、家庭での調理の際に、パッケージ等に記載されていた方法で調理しなかったことによる加熱不足が要因の一つと考えられました。
健康福祉局 保健部 食品保健課、食品指導課
電話:(食品保健課)082-241-7434、(食品指導課)082-241-7404/ファクス:082-241-2567(共通)